いい加減キャクターの顔ばかり描いてないで、そろそろ苦手分野の克服をしなければ、と思い今日はバイクを描いて見ました。
「バイク」で検索して出てきた画像を数枚ピックアップして、それを参考に描きました。
はじめは写真を模写しようと思ってたのですが、バイクを模写するのは大変すぎます…
なので写真を参考に適当に描いちゃいました^_^。とりあえずはバイクの基本的な形・骨格が掴めたらいいかな、と思ったので。
では、制作過程を載せておきますね。途中解説などもありますが、バ〜ッとスクロールして、見て楽しんでもらえたらと思います。
ではでは、ご覧ください↓
下書き
下書きする時、いきなり線で描く場合もありますが、写真のようにまずはシルエットを塗り潰すという手順で描く事が多いです。
その方が形が取りやすいんですよね、
線を引いていきます。
この時、いきなり細かい部分を描かずに大まかなパーツに分けるつもりで線を描き入れていきます。
この場合のパーツというのは、頭、前輪、車体、後輪の4つですかね、
細かく描いていきます、
バイクに限らずメカのディテールを描くのはホント難しいですね….…何がどうなっているのやら、どれだけ観察しても、なかなか頭に入ってきません。^_^
ですが、これを自分の想像で描ける様になる為には、沢山のデザインを模写スケッチするなりして覚えていかなければ駄目なんですよね…。
とはいえ…もういい加減目がチカチカして来たので、これぐらいにしときましょう…
はあ、疲れた…(やってられん)
陰影を描く
陰を描いていきます。
陰を描くにはまずは光源の位置を決めなくてはなりません。
光源というのは、物体を照らす光がどこから発せられているか、ということ。(そのまんまですが…^_^)
昼間外にいる時は太陽、屋内にいる時は部屋の蛍光灯などが光源になりますね。
この光源の位置を決めないことには物体の陰影を描くことはできません。
ここでの光源はアナタの目です。
この記事を読んでくださってくれているアナタの目から光が発せられてこのバイクを照らしていると考えてくださいね、
陰を描いたので、次は光が当たる所(明るくなる所)を描いていきます。
ここで多くの人が「どこが陰になってどこに光が当たるのか」が分からない、んだと思います。
僕も昔全く分かりませんでした。
これが分かるようになる為には、ある考え方を身につけなければなりません。それは、
「物体を面でとらえる」
ということ。
また別の記事でがっつり解説しますが、
物体の陰になる部分と明るくなる部分は、その物体を構成しているそれぞれの面が光源に対してどうゆう角度で面しているかによって決まります。
*光源に対する面の角度が急になると暗くなります、
光に対して平行だったり、背いている面には光は殆ど当たらないですよね?だから暗くなります、
*逆に光源に対する面の角度が緩くなると明るくなります。
光に対して真正面を向いている面には、光が1番強くあたります、なので光がよく当たるのは、光に対する角度が緩い面になります。
ハイライトを入れます。
光源に対する面の角度だけに意識を集中して明暗を描き進めていくと、いつの間にかリアルな物体がそこに出来上がっています。
思い込みや先入観を捨てるのがコツです。
濃い陰(光が殆ど当たらない部分)を描きます。
これで大体立体的になったと思います。
反射光について
反射光(照り返しの光)は後で描いたらOKです。
反射光のことを考えながら陰影を描いていくと頭がこんがらがってきますから…^_^
着色
白黒のみで立体感や質感を表現出来ていれば、色は何色を塗っても大丈夫です。
色調調整して1番しっくりくる色を選びましょう。
(こうゆう描き方を「グリザイユ画法」と言います。)
形を整えていきます。(ディスクブレーキを描くのを忘れていたので描いときました。)
要らない線画も消してしまいます、
あと、陰とは別の影を描いたりします。光源からの光が遮られて出来る影の事です。
「建物の影」とかの影のことですね、
配色を変えたり、映り込みなどを描き入れて、深みを出していきます。
ここで反射光なども描きます。反射光は発光レイヤーを使えば簡単にかけちゃいます。
まだまだ塗り、ディテールなど雑で物足りないですが、一応これで完成です。もっとしっかり描き込んだ制作過程も今度アップしますね。
最後まで見て頂きありがとうございます^_^
想像でバイクが描けるように修行してきます、