こんにちわ、デジタル絵描きのマエコです。
今日は、前回に引き続き女の子の顔の描き方を解説していきますね。
前回は正面からのアングルでしたが、今回は斜めアングルの顔を描いていきます。
正面顔の描き方はこちら↓
アングルがどうであれ、顔を上手に描くポイントは、やはり次の2つです。
輪郭の形と各パーツの位置です。
これが合っていれば、そうそう変な顔にはなりません、
ただ、角度がつく事で目の位置がどこか分からなくなってしまったり、微妙にバランスが崩れてしまうってゆうのはあると思います。
なので、斜めアングルでの輪郭の形と、各パーツの位置はどこにくるのかを改めて確認していきましょう。
ではでは
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輪郭の形
斜めアングルで顔を描く時にベースとなる輪郭は次のような形です。↓
正面顔の時と同じく、「少し縦長で顎に向かって緩やかに細くなっていくような形」です。
さらに綺麗に整えるとこんな感じになります↓
正面の顔を描く時と違うのは、角度がついたことで「立体を意識して描かねばならなくなる」ということ。
立体把握です。
……難しい話の予感
立体を意識できていないとバランスが大きく崩れてしまう恐れがあるんです。
よく漫画などで、顔が全体的に片方によってしまっている絵を見かけます。↓
(立体を意識してないとこうなってしまいます…
そもそもそこまでこだわってないのかもしれないですが…)
実際、顔のパーツを描き込む範囲というのは図のオレンジの範囲内なんです、↓
オレンジの部分が顔の正面であり、オレンジより外側は顔の側面になります。
側面に目はないですよね?
立体で捉えられていないとこの範囲が何処かわからなくなってしまい、顔の側面に目を描いてしまったりします…↓
「立体として捉えなければならない」のは、こうゆう理由です。
なので、その方法を簡単に説明しますね。
輪郭を立体的に捉える
まずは、正面顔の輪郭と各パーツの適切な位置を示した図がこれです↓
この位置についての詳しい説明は正面顔の描き方にまとめてあります、↓
そして、これがプリントされた「お面(マスク)」があると想像してください。↓
「顔のパーツの位置丸わかりマスク (¥30-)」とでも名付けておきましょう
…でもいらない、
次に球体を用意します。
なんの変哲もないただの球体です。
そして、さっきのお面とこの球体と合体させます↓
合体!!
これの輪郭を描き起こして首をくっつけたのが斜めアングルからの輪郭のアタリになります。↓
………どうでしょう?
少しは立体としてイメージ出来たでしょうか?
他の方法としては、
輪切りにするとか…四角い箱に入れるとか…
色々ありますが、どっちもイマイチ分かりにくいと思ったんですよね…
まあ、それはさておき、
立体として捉えやすいように軽く陰影をつけときます、
これに目や鼻を描いていくわけですが
各パーツの適正な位置は正面顔の時と同じです。
では、眉毛、目、鼻、口を描き込んでいきましょう
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眉毛を描く
紫のラインに眉毛を描きます↓
眉毛は簡単ですね^_^
こんな感じ↓
鼻を描く
鼻を描く前に、まずはこの図を見てください↓(人の横顔です。)
ご覧の通り、人の顔面にはこうゆう凹凸があるので、顔の中心線は本来はこんなラインになります。↓
鼻を描く時は、このラインに沿って描くとやりやすいです。↓
こんな感じ↓
鼻を描く時のポイントとしては、鼻筋のラインは まっすぐではないということ。
鼻頭の少し上で角度が変わります↓
ついでに綺麗な鼻の参考資料(写真)載せときます↓
解像度悪いです……
口を描く
口を描きます。
口も角度が変わることで、その見え方がずいぶん変わります。この時も立体を意識して考えると良いですね。考え方としては…↓
球体に唇が張り付いてるとして、それを横方向に回転させるとどう見えるか?を想像すると、立体として把握しやすい………かな??
参考になりそうな写真↓
目を描く
目を描きます。
角度がつくことで目の形(見え方)も変わります。横方向に少し縮んだようになります↓
これも立体的に把握してみましょう。考え方はさっきと同じで、球体を回転させます↓
目は「丸い眼球を上下2枚の瞼が覆ったもの」という意識を持って把握しておくと、角度が変わったからといって「どう描けば分かんなくなった!?」とはならないと思いますよ。
目の参考資料↓
顔の具は全て描き終えたので、次は、それらに合わせてラフな輪郭を綺麗に整えます。
輪郭を整える(引き締める)
斜めアングルでの輪郭のラインを描くポイントは、次の2つのくぼみを意識することです。
一つ目のくぼみ(上)は、目の堀によってできるもので、
もう一つ(下)は、頬っぺたの膨らみを表すラインが顎のでっぱりを表すラインに切り替わるために生まれるくぼみです。
これを意識して輪郭を調整するとこんな感じになります↓
斜めアングルの顔を描く時は、この微妙なくぼみを意識したラインが重要になってきます。
続いて着色です。
着色
まずは肌色でベタ塗りします。↓
次に、光がよく当たる面を明るく塗ります。光源は正面よりやや右上に設定しています。
具体的には次の部分が明るくなっています↓
続いて影を描きます。
陰影を描き終えるとこんな感じ↓
そして、唇、頰の赤味、目の色を塗ります。
まあまあ、綺麗になりましたね^_^
後は髪の毛を描いて完成です。
フィナーレ(髪の毛)
前回同様、髪型と表情が微妙に違う差分を載せておきますね。
まとめ
斜めアングルの顔を描く時に大事なポイントは2つ。
・輪郭を立体的に捉えること
・そして顔の正面に各パーツを描き込むということ。(顔の側面に目を描かないように気をつけて下さい。)
あと、角度がつくことで目や口の形(見え方)も少し変わるので、写真などを参考にどう見えるかを観察・研究して覚えていって下さいね。
ではでは、次回は最難関「あおり」アングルの顔の描き方を解説します。
乞うご期待!!
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