こんにちわ、グリザイユ 大好きマエコです。
今日は、グリザイユ 画法でアクセサリーのチェーン(鎖)を描いてみましょう。
大体30分程でカッコいいチェーンが1本描けますよ^_^
え〜…30分もかかるの?
まあまあ早い方だと思うんだけど…、
30分が早いかどうかは置いといて…
取り敢えず見ていきましょう^_^
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目次
アタリをとる
まずはチェーンがどうゆう形で首にかかっているかを大まかに描きます。
いきなり一個一個のリング(輪っか)から描こうとしてしまうと大抵不自然な形になってしまいます、
そうなるとせっかく描いたリングをまた描き直さなければいけなくなるので返って大変です。
なので、まずはアタリを描いて自然に見えるラインを模索します、
描き込んだグレーの明るさは、黒(0)〜白(10)の丁度中間の5で塗っています。
以後、これを下地と呼びます
無数のリングを一気に描く
チェーンの自然なラインが描けたら、リングの形を一個一個描いていきます。
( )を等間隔に描いていきます。
小ちゃくて見えにくいので、でっかく表示すると、こんな感じ↓
( )を一つ一つ斜め上にずらして描いていく感覚です。
細かい作業ですが、( )を一定間隔で描くだけなので、難しくはないです。
急いで描きすぎると流石に雑になるので、ある程度は丁寧に描きます。
かといって丁寧すぎると視野が狭くなって、ふと引いて見た時に大きさが不揃いになってたりするので、全体のバランスを見ながら一気に描いた方が上手くいきます
「ある程度は適当に」です。
全体にびっしり描き込みます。↓
描き込んだグレーの明るさは、さっき描いた下地よりちょっと明るい7くらいで描いてます。
レイヤーは細かく分けとくと便利
これは人それぞれですが、個人的にはレイヤーを細かく分けといた方が後々修正する時などに便利かなと思います。
レイヤー構成はこんな感じです↓
さっき描いた「下地」とリングの形も別レイヤーに描いてます。リングの形は図の「ハイライト&明るい部分」に描いてます。
これから描いていく「陰」や「映り込み」もレイヤーを分けて描いていきます。
それと、全てのレイヤーは下地レイヤーにクリッピングさせています。
参考までに^_^
リングの形に合わせて下地を削る
リングの形に合わせて、はじめに描いた下地の輪郭を整えます↓
ここは、丁寧にやるとめちゃめちゃ時間がかかってしまうので、
「ある程度は丁寧に、ある程度は適当に」
の精神で描いていきます^_^
陰を描き込む
本来なら、光源の反対側にだけ陰をつけるのですが、……
ちょっと面倒だったのと、どちらにしても大して変わらないので今回は全体に陰をつけました。
(光源はやや右斜め上を想定しています。)
リングの形がより明確になりましたね、
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ハイライトをふわっと描き込む
リングを一つ一つ描いたレイヤーの透明部分を保護してハイライトをふわっと描き込みます。
透明部分保護というのは、描き込んだ部分以外の余白には、何も描き込めないようにする機能です。
余白にはみ出さないように加筆したい時などに便利です。(クリッピングに似た機能です。)
やり方は、レイヤー管理ウィンドウで①加筆したいレイヤーを選んで、②下図の赤丸のアイコンをポチッとするだけです。
これでリングの外には、はみ出さなくなりました。
この状態で光が特によく当たる部分にハイライト(白)を塗ります。赤枠の部分↓
ポイントはグラデーションさせる事です。
そうする事で、金属に光が反射して光っている様子が表現出来ます。
エアブラシなど境界がフワッとなるブラシで描くと簡単です。
後は部分的なハイライトを入れてもいいですね。
光源がある側にちょこちょこと描き込みます。↓
映り込みを描く
金属らしさを表現する時のポイントとして、映り込みを描くというのがあります。
この映り込みは、極端に言うと「黒をちょこちょこっと描き込む」事で表現できます。
(実際の映り込みは黒ではなく周りのモノがちゃんと映っているのですが、パッと見黒がぐちゃぐちゃっと見えるだけなので、黒を描くことで代わりがきく訳です。)
サラッと言うけどさ……
それが難しいんだよ、マエコさん…
慣れない内は、面倒に感じるかもだけど慣れると意外とできるようになるよ、
結局はコツコツやることと「慣れ」に勝るものはないのです^_^
リングの縁にちょこちょこっと描き込みます。↓
ハイライトのすぐ隣に描き込むとハイライトがより引き立てられて、効果的です。
これで白黒で描けるものは、ほぼ全部描きました。
続いて着色です。
着色
着色するといっても、これはシルバーアクセサリーなのでそんなに色をつける必要はないです。
オーバーレイレイヤー2枚使えば十分です。
まずは、青みがかった色(水色)でも塗っときましょう、
あとで色調補正機能で自然な色合いに調整すればいいので、何色を塗ってもいいです、
着色で金属らしさを表現するコツ
さっきもちょろっとお話ししましたが、金属は周りのモノが映り込みます。
でも金属の形によっては何が写り込んでいるかわからなかったり、写ってるものがグニャ〜と湾曲してわけの分からない事になっていることが多いです、
それに、たとえ何が写ってるか分かってもそれを正確に描くのは、超大変です。
ではどうすればよいのでしょう?
答えは、
色だけ映り込ませればいいのです、
例えば屋外にいる時なら、
空の青や地面の土の色(赤褐色)が映り込みます。
なので
上を向いた面に青を、下を向いた面に茶色を塗れば映り込みの表現が簡単に出来ます。
また、そばに赤いポストがあったりするなら、ポストのある方向を向いた面に赤をちょこっと塗ればいいです。
細かい描き込みをしなくても、周りにあるものの色を部分的に塗る事で映り込みを手軽に表現できます、
今回は肌の色が写っているという想定で肌色を部分的に塗ってみました。↓
う〜ん………
まあでも、これは場合によってはかなり使えるテクだと思うのでよければ、お試し下さい。
完成
後は、お好みでハレーションや「キラキラ」などの効果・演出を加えて完成です。
*ハレーション = 光がブワーッと溢れて見える現象
必殺、キラキラでごまかします!!
最後に(根気強さは必要か?)
最後に根気強さについてちょっと語ります^_^
チェーンを一個一個描くのは、とても細かい作業だし、根気のいる作業だと多くの方が思っていることだと思います。
僕も昔はそう思っていました、
実際、初めてチェーンを描いた時は、物凄く時間がかかりました^_^
まず、描くと決断するまでにかなり時間がかかったんです、
なぜなら描くのが嫌だったからです、
どう考えても面倒くさいし、時間も手間もかかるだろうし、初めてのことだから描き方もよくわからないし、
それでもし上手く描けず、失敗したら……
全てが無駄に終わってしまう…
それを思うと描く前からやる気喪失してしまうんですよね、
そんなこんなで、初めてチェーンを描いた時は確か5〜6時間くらいかかったと思います。
一本描くのにですよ、^_^
でも今は30分で描けます。
面倒だけど描く!ということを決断して、地道に描いていたらいつの間にやら、難なく描けるようになりました、、
僕は決して根気強い訳ではないんですよね、むしろ弱いです、すぐメンタル崩壊します、
描けるようになった今だから思うことですが、イラストを完成させる為に必要なことって根気強さってゆう精神的なものではなくて、ぶっちゃけ
「慣れ」 だと思います。
慣れは精神的な強さを凌駕します。慣れ最強です。
どんなに飽き性な人でも慣れていることなら、何でもできると思いませんか?
なので、「描くのがめんどくさ〜い」とか「私飽き性だから長時間作業は無理〜」という壁に阻まれている方がいらっしゃいましたら、
ひとまず「完成させなくちゃ」という目的は忘れて、
「失敗するかも知れないけど、取り敢えず描いてみるか〜」
と一歩踏み出してみて下さい。
意外と進んでいくものですよ^_^
という訳で、今日はグリザイユ 画法を使ったチェーンの描き方についてでした。
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