ブログの更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
絵を描くのとブログを書くのを同時にやるのってぶっちゃけとても大変です^_^
実のところブログの記事一つ書くのにどれくらいの時間がかかるかというと、早くても5時間くらいかかってしまうのです^_^
長いと24時間以上かかります。
1〜2時間で書けたらいいんですけどね、そう甘くはなかったのです^_^
なので更新遅いの許してくださいね、
…というわけで、今日は今描いてる絵の途中経過(メイキング)です。
(ちなみにこのイラストはセルシス社とアドビ社がコラボ開催した「国際イラストレーションコンテスト」でグランプリを受賞しました。
制作裏話やトロフィーお披露目はこちら→セルシス社×アドビ社主催「国際イラストレーションコンテスト」グランプリ受賞!コンテスト入賞に必要なこととは?)
審査結果発表画面↓
クリックすると拡大します
ではでは何かしらの参考にしてください、
描き心地についてはこちら→デジタルイラストやるならペイントソフトはクリスタで決まり!サイコ~の描き心地!

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目次
まずは全体を想像する(構図を考える)
最近は何のコンセプトも考えず「落書きを無理矢理作品に仕立てあげる」というような事ばかりしていました。
なので今回はちょっと反省して構図をちゃんと考えてから描き進めていくことにしました。
とりあえずはこうゆう感じ↓
バイクに跨るダークな雰囲気を醸し出す美女と、彼女の下にひざまづくガチムチ男達を若干の煽りアングルで描くことにしました。
ガチムチ達は美女の下僕(奴隷)みたいな設定です。
イラストの理想的な完成像としては、「神々しい絵」にすることです。
もうちょっと詳しい設定やストーリーを持たせることが出来れば作業も捗るとは思うのですが…
描く前から全部は思いつかないですね、
次にバイクをデザインする
バイクの座席の高さや、ハンドルの位置を決めないことにはキャラのポーズも決められません、
なのでまずはどんなバイクにするか考えます。
とりあえず形はアメリカンタイプにします。
アメリカンタイプっていうのは、映画「ターミネーター2」のシュワちゃんが乗ってたようなバイクです。(革ジャンと革パン着て乗るヤツです^_^)
バイクを描く時の参考資料はほぼネット検索で出てきた写真です。
ネット検索便利すぎです。
以前「ハーレーダビッドソン カスタム」で検索して出てきた超カッチョいいバイク達に惚れてしまいました。普通のハーレーは大して好きじゃないんですが、カスタムハーレーはめちゃめちゃカッコいいんです、男の浪漫を感じました →例えばこんなの
よかったら検索してみて下さい
背景もちょっとだけ描いてみます、廃墟が立ち並ぶ荒廃した世界……?あくまで仮の背景です
衣装もちょっとだけイメージします、セクシーな衣装にしたいと思います……
バイクデザイン色々
バイクをデザインする!と言ったものの…
デザインは大の苦手です。
いつも何回描き直してもカッコ悪い形しか思い付かず地獄を見るのですが、今回は割とすんなりと描けました
以下、没集です↓
うーん… 却下、
うーん……カクカクし過ぎててキャラの衣装の雰囲気と合わない、 却下、
キャラに合った邪悪な雰囲気はありますが、逆にバイクらしさが失われてしまいました。機能的に無意味なデザインです、却下、
うーん…これは2番目と同じく邪悪さが足りない
悩むこと数時間後………(ある日の休日丸一日を費やしました....)
これ採用↓
なんとなく貝殻のような吹奏楽器のような…
程良くオシャレな点が気に入りました
ちょっと前輪の突き出しを強調したり修正を加えます。
メカの金属感をプラスして着色もザックリと行います。
ワイルドで邪悪でお洒落なバイクになりました、
悪女キャラの「魔え子」にピッタリです、
キャラクターのポーズを考える
めでたくバイクのデザインも決まったので、イラストのメインディッシュ「魔え子様」に着手します^_^
このイラストは、右手前のひざまづいているガチムチ男がバイクのキーを魔え子様に捧げていている瞬間を描いています、
この設定上、上半身のポーズはあまり自由がききません
なので、足をどうするかですね、
まずは、上の写真↑が一つ目の案。普通に足を地面に下しているポーズです
次の案は片足をバイクのステップ(足を乗せるところ)に乗せているポーズです。↓
3つ目の案は2つ目と大差ないですが、悪女らしくちょっとガリ股で↓
どれがいいでしょうか?
2番目の片足上げポーズが一番カッコイイし、全体を見た時にバランスもいいですよね?。
グリザイユ画法による陰影描き込み
いつもはグリザイユ 画法を用いて白黒の状態で描いていきますが、今日は気分を変えて着色した状態で描き進めていってみましょう。
やり方は、いつもならモノクロで陰影を描いてから、その上にオーバーレイレイヤーを作成して肌色をベタ塗りしますが、この順番を逆にするだけです、
まずオーバーレイレイヤーを作成して肌色をベタ塗りしてから、その下に陰影を描き込むための通常レイヤーを作成し、肌色のオーバーレイレイヤーを表示させたまま陰影を描き込んでいきます。
肌色のベタ塗りが終わった所↓まだ陰影は描いてません
慣れてきたらこうやって基本色を塗った状態で描き進めた方がいいかもしれません。モノクロではしっかり描けていたとしても着色するとガラッと雰囲気が変わってしまって、せっかく描いた陰影を描き直さなければならなくなったりするので、…
*ただ、まだ慣れていない場合は白黒だけでモノの立体間や質感を表現する練習をした方がいいと思います。白黒だけでそれを表現できなければ、グリザイユ画法のメリットを十分に活かすことが出来ません。結局は、アニメ塗りで描いた絵と同じような出来栄えになってしまいます。
まずは薄い陰を描きます↓、光源は正面よりやや右寄りです
濃い陰と明部を描き込みます↓
最後にハイライト↓
毎度のことですが、陰がちょっと濃いですね。陰を描いたレイヤーの不透明度を下げて陰を薄くします。
コントラストの強弱は描くものによって使い分けよう
女性の肌は陰が濃すぎると汚く見えるので初めからコントラスト低めで描いた方が良いかもですね、
ですが、メカなどを描く時はコントラストが強い方が重みと迫力が付加されてカッコよくなります。
うまいこと使い分けていきましょう^_^
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光と影の演出
キャラクターの立体感はそれなりに上手く描けたのでお次は、光と影を描いてイラストにリアルさを出していきましょう。
背景を見てもらえれば分かるように上空から光がさしています↓ なので上を向いている面に光を描き込んでいきましょう。
まずは全体を少し暗くする
光を描く前にキャラクター全体に乗算レイヤーをかけて淡い紫色をエアブラシかなんかでふわ~っと塗っときます。
こうすることでこれから描く光をより強調させることができます。
*これは僕が勝手に思いついてやっていることなのでなので、別にやらなくちゃいけない訳ではないです。
光を描く
光を描き込みます。ちょっと逆光気味の光を描きます。↓
光を描く時は発光レイヤーを使って、色はオレンジ系の色を塗ります。
どうでしょう?光と影を描くことで、落書きみたいだった絵がグッとリアルになったと思いませんか?これは、僕もここ1~2年でやるようになったテクなので、あんまり公開したくはなかったのですが、
・・・公開しちゃいました
寒色と暖色の使い分け
前回の記事でも少し触れましたが、光と影を描く時は寒色と暖色を使い分けることで、それぞれをより強調することが出来るんだそうです。
この場合だと、影を紫色の寒色、光をオレンジ色の暖色を使っています。
色の対比がキレイですよね。お試しください。
ガチムチの筋肉を描く
では、同じ手順で魔え子様の下僕(ガチムチおじさん)の分厚い背筋を描いていきましょう
考えてみれば背筋なんて今までちゃんと描いたことがありません。描いたことがないものを描く時は、まずは資料をさがしましょう←これ大事。
資料はこれまたネット検索です。「マッチョ 背筋」で検索しました。出てきた画像のうち15枚ほどを参考に描いてゆきます。
、これもあらかじめ色をつけた状態で陰影を描き込んでいきます。
薄い陰↓
濃い陰と明部↓
ハイライト↓
光と影↓
色調補正で色合いを調整↓革パンも履かせました
なかなかのガチムチっぷりですね、やはり男はこうでなくてはなりません。
....というわけで今日はここまでです。これで完成度10%くらいかな?ここから地獄の描き込みが始まります。ほぼ苦行です。
メイキング後半戦はこちら→グリザイユ画法メイキング、美女とバイクとガチムチ筋肉と(後半)
ちょっと文章が雑で申し訳ないのですが、しばらくこういう制作過程(メイキング)記事が続くと思います。
絵の描き方を語る以上、本人がちゃんと絵を描いて、なおかつ上手くなくてはいけないですからね!
それではまた!!
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