タイトル「デジ子、神の筆を拾う」2018.10月作
新しい厚塗りイラストを描きました。
実際より美人に描いといてやったぞ、
今回もなんとなく落書きしてたら、いつの間にか落書きらしからぬ出来栄えになったので、そのまま作品にしてやりました^_^
ある日、デジ子は金色の筆を拾いました
キレイな筆が落ちてた...
どうしよう?
名前は描いてないみたいだし...
これ貰っちゃっていいのかな?!
いや、やっぱり交番に届けたほうがいいのかな?!
....................
神妙な面持ちでそんなことしか考えていないおバカなデジ子ちゃんを描きました^_^
私バカじゃないもーーーーん!!!
....と、しょうもない前置きはいいとして、いつも通り制作過程(メイキング)を載せときます^_^
バーっと見てくださいね。ではでは、
描き心地やオススメの機能は?→ デジタルイラストやるならペイントソフトはクリスタで決まり!サイコ~の描き心地!
パソコンはマイクロソフトの「surface pro」です。
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目次
線画〜陰影
いつもクールな綺麗系の顔ばかり描いてるので、たまには「可愛らしい困り顔」を描いてみようと思いたったのが始まりです、
光源は斜め左上辺りに設定して陰影を描いていきます↓
ザックリと薄い陰を描きこをむ
ちょっと頭が長いですね…
でも幼い顔(可愛い)にしたい場合は頭の部分が若干大きい方がいいです、
頭(おでこ)より顔の比率が大きいと大人っぽい顔立ちになります
使うブラシを変えた
それとお気付きでしょうか?今回はいつもと違うブラシを使っています。
なんのブラシを使ってるかというと、最近作り方を覚えた「自作ブラシ」です。
とは言え、今まで愛用していた水彩(塗り&馴染ませ)ブラシの先端形状を変更しただけなんですけどね。
(水彩(塗り&馴染ませ)ブラシについてはこちらを参考に→厚塗りに最適?!クリスタのおすすめデフォルトブラシ3選!!)
デジタル初心者の方にとっては、自作ブラシを作成するのはなんとなく敷居が高いことのように感じるかもしれませんが、愛用のデフォルトブラシの先端形状を変更するだけでも立派な「自作ブラシ」と言えます。
愛用のブラシの使い勝手はそのままに、雰囲気や質感だけを変えることができるのでお手軽にカスタマイズを楽しめます。
ブラシの作り方について詳しくはまた別記事に描きますね。
では続き↓
特に光が当たりにくい箇所に濃い陰を描きこむ
光が当たりやすい当たりにくいはモノを面で捉えるとわかりやすいです。
参考記事↓
デッサン力倍増間違いなし!物体を面で捉えて立体的な絵を描く方法!
厚塗りの基本!面で捉えるための具体的な練習方法は?ガ〇ダムを描けばいい??!
光が当たりやすい面を明るくする
ハイライトまで入れて陰影の描き込みはこんなもんでOK。
..........ちょっと濃いぃですかね、
着色
毎度のことですが、オーバーレイを2枚重ねてベタ塗りします
(参考記事→グリザイユ画法の色の塗り方!3つのコツで塗りを極める!)
.........
案の定、陰が濃いすぎたので修正します。
陰影は4枚のレイヤーに分けて描いてるので、「陰のレイヤー」の不透明度を下げるだけで薄くできます。
(参考記事→グリザイユ画法の陰影の描き方が分かる!ドラゴンボールの孫悟空を描いてコツを掴もう!!)
スッキリしましたね^_^
お化粧も施して、ひと通りの着色は終えました
ですが、
- なんとなく顔面(鼻がある部分)が陥没している気がします、
- 口も受け口気味です
- 目の形も左右で不揃いです、
着色するとモノクロの時と印象がガラリと変わって、こうゆう粗が目立つので工程を遡って描きなおす羽目になったります。
なので、細かい陰影の描き込みをする前に全体にザックリと着色をしておいて、色の付いた状態で描き進めていった方がいいかもしれないですね。
光と影の演出
さっきまで描いていた光源とは違う新たな光源を設定して光と影を描いていきます。
- さっきまで描いてた陰影はモノの形(りったいかん)を表現するためのモノ
- これから描く光と影は太陽光や照明などの「光そのもの」を描くモノ
と言ったら分かりやすいかな?
例えば、この方の絵を見てみてください→超上手い絵
これは中国の天才絵師wlopさんという方の作品なのですが、この絵がやたらと目を引くのは立体表現がしっかり出来ているのに加えて、太陽光も正確に描けているからだと分析します。
寒色と暖色の使い分け
最近、色塗りに関するテクで「寒色と暖色の使い分け」について知りました。
そのテクとは、
- 光を暖色のオレンジ系で描いて、
- 影を寒色 のブルー系で描く。
というもの。
こうする事で光をより際立たせることが出来るようです
効果的な使い方としては、風景画で「朝日の光と夜明けの青みがかった影との対比を描くとき」なんかは特に使えると思いました。
実例としては→こんな絵
光は暖色、陰は寒色で
意識してやってみてくださいね^_^
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身体を描く
人体の構造の中でも肩ってかなり複雑ですよね、難しいです
僧帽筋の形や胸筋の形が腕を上げた時にどう変形するか???
僕も何度か描いてる筈なんだけど、まだ覚えられないです…やっぱり忘れちゃいます
なので描き慣れてない場合は、必ず資料を活用しましょう^_^
オススメのポーズ集はこちら→キャラ絵の上達に役立つ写真集!その名はハイパーアングルポーズ集!!!
俯瞰、アオリ、ノーマルの3種のアングルからの写真が豊富でかなり参考になります。ポーズ集はこれ一冊あればいいかもですよ^_^実際よく使っています。
人体の基本構造はこれで勉強しました→キャラ絵が劇的に上手くなる【体編】!どんなポーズも自在に描けるようになる方法!!
衣装を描く
衣装も激むずいです、
服のシワが自在に描けるようになる資料がほしい!
衣装の資料(教本)はなかなかいいのが見つかりません、
一応こうゆうの↓買ってみたんですが、
う〜ん、痒いところに手が届かない感じかなぁ、悪くはないんですがね、
もうちょっとポーズのバリエーションとアングルが豊富だといいんだけど....
自分で似た服を着てポーズをとって描いた方が早いんですよね。。
なので、僕は衣装を描く時はネット検索と鏡に映った自分を駆使していつも乗り切ってます、
理想の顔を追い求める
この顔は…… ↑
セクシーで個人的には好みの顔ではあるんですが、今回のテーマ「可愛らしい困り顔」には相応しくないですね、
なんかデジ子っぽくないんですよね、
もうちょっとバカっぽくしたいんです
髪型変えたらちょっとバ……
可愛くなったかな?
今度は凛々しくなった....
う~ん、太陽光は綺麗ですね...
そして…ひたすらバカっぽい顔を追い求めて色々試していたら、なんか変になってしまいました...
見よ!この変な顔を!↓
左右の目の高低がずれてるし唇がなんかすぼまってしまっているというか........
どうしてこんなことに....
不意にこうした事故が起こってしまうので、顔に修正を入れる時は必ず「別名で保存」してから行います。(データの複製)
元のデータから復元し、失敗を踏まえてめげずに修正を加えます。
何が気に入らないかと言うと....
あおりアングルにしては鼻筋が長すぎるのがどうにも納得できないのです。
.........そ、そうなんだ、
頑張ってね......
かれこれ数時間が経過し.......
やっとこさいい感じになりました↓
鼻筋が短くなったことで幼い顔つきになって可愛らしくもなりましたね
バカっぽさはまだ足りないですが、許せるレベルとなりました
あとは最終調整
あとは光の演出を煮詰めて完成に向けてラストスパートです。
手前に持ってる筆もイラストの焦点にしたいので光と影の配置や加減を考えます。
焦点っていうのは、簡単にいうと目立つ部分ですね。
イラストの見せ場ってヤツです。
ちなみにこのイラストでは
- 筆、
- 顔、
- 胸元
の3つが焦点になってます。
理由はちゃんと説明できません。なんとなくです.....
完成
ちょっと顔を描き込みすぎてリアルになりすぎたかも... 気持ち悪いですかね?
(実は、あの後また顔をいじってたんですよね....)
これ以上やると泥沼にハマる予感しかしなかったのでもうこれで完成としました。
顔の変遷↓
描き始めの頃のほうが可愛く見える気がしないでもない......
もう考えるのはよそう、
というわけで今日は「厚塗りによる超リアル顔の作画工程」でした。最後まで見ていただきありがとうございました。
その他、厚塗りのやり方参考記事→主線なしの厚塗りイラスト描き方3大ポイント!線画以外でモノの輪郭を描く方法とは?!
ではまた!!
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