遅ればせながら先日、新型surface penを買いました。
そして、使ってみて驚いたことがありました。
(旧型と新型の描き心地の比較については別の記事で紹介するとして、ここではその「驚いたあること」について書きたいと思います。)
別記事アップしました→新型surface pen描き心地レビュー!旧型penと描き心地はどう変わった??
そのある事とは
「筆圧感知レベルの違いで描き心地は変わるのか?」についてです。
「筆圧1024段階とか4096段階ってどんだけ~……そんなにいらんでしょ???」
って一度は思ったことないですか?
では見ていきましょう^ ^
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目次
筆圧感知レベル(段階)とは?
感度の低いものだと、256、512段階、
高いものだと、1024、2048、4096段階もの筆圧を感知します。
最新の高性能ペンでは8192段階もの筆圧を感知できるのだとか…
(…そんな筆圧を使い分けられる人間がまずいないだろ〜って思ってしまいますよね^ ^)
新型surfaceペンは4096段階の筆圧に対応
現在の主流は1024段階で、旧型surfaceペンも筆圧感知レベルは1024段階でした。
ですが、新型surfaceペンはその4倍の4096段階に対応するようになったんです。
筆圧感知レベルの差は体感できない??
この筆圧感知レベル、…
世間では正直違いがよく分からない…なんて言われてることが多いです、
僕も以前気になって調べた事があったのですが、「512でも2048でもぶっちゃけ一緒……メーカーが数字で高性能をアピールしたいだけ」といった意見もあり、僕も「そうなんだ〜、じゃあいらないかぁ」と鵜呑みにしていました。
(新型surfaceペンの購入をずっと躊躇っていたのはこの為です^ ^)
ですが、今回新型surfaceペンを使ってみてその違い(筆圧感知レベル1024→4096)をはっきり感じることが出来たんです。
というかその違いは目に見えるものでした^ ^
弱い筆圧でその真価を発揮する
よく使うブラシがクリスタ(clip studio paint)の「水彩(塗り&馴染ませ)」ってヤツなんですけど、そのブラシの特性上フワフワ〜ッと画面を優しく撫でるように描く事が多いんです。
このフワフワ〜ッと描いた時に違いがはっきり分かりました。
(水彩(塗り&馴染ませ)ブラシの使い方などについて詳しくはこちら→ 厚塗りに最適?!クリスタのオススメデフォルトブラシ3選!)
旧型だと空振りする
旧型のsurfaceペンだと、筆圧が弱いストロークに対して線(塗り)が描画されたりされなかったりするんです…
画面をフワッと撫でたのにも関わらず何も表示されないってゆうことが頻発していました^ ^
なので、空振りした部分には再度描画しなおさなければならないという手間が発生していました。
(とは言え、旧型ペンを使っていた時はあんまり気にはしてなかったんですけどね、そうゆう仕様のブラシだと思っていたので…^ ^
新型ペンを使って初めて気付いた事でした)
新型だと空振りがない
新型surfaceペンだと空振りはなく、全てのストロークに対してちゃんと描画されたのです^ ^
画面をフワッと優しく撫でるとそれに応じてごく薄い描画がなされます、
これは今までやってきた「描き直す」という無駄な手間を省いてくれて、ちょっと嬉しい感覚でした。
違いは目に見えて分かった
クリスタ(clip studio paint)の「デッサン鉛筆」というブラシで、新型 ・旧型それぞれで線を7本描いて見ました。
↓左から右にいくに連れて筆圧が弱くなっていきます。
- 1本目は普通よりちょっと弱い力で。
- 2〜6本目まではさらにちょっとづつちょっとづつ弱く描いてます。
- 最後の7本目は、ほんのすこ〜しだけ力を入れて描いています。(全く力を入れないと何も描画されないのです、筆圧0もちゃんと感知するということ^ ^)
ご覧の通り筆圧感知レベル1024段階の旧型ペンでは、5本目で空振りしはじめ、6本目以降は何も描けてません^ ^
on荷重も改善!
これは筆圧感知だけでなくON荷重というスペックも関係があるようです。
数値が低いほど、画面に触れるか触れないかの弱〜い力でも描画できるようになります。
新surface penのon荷重は9gで、旧penの12gから改善されました^ ^
絵のクオリティにも影響する?
こういった微かな表現力の違いは絵の出来栄えにも影響すると思うので、「作品のクオリティに拘るならペンの性能(筆圧感知レベルの高さ)にも拘るべき」と言えるかも知れませんね。
筆圧感知機能の真意は??
以上のことから筆圧感知機能というのは、
「微弱な筆圧をいかに細かく読みとって、それを絵にどれだけ正確に反映させられるか?」
これが筆圧感知機能の本当の意味だったのです…
強い筆圧はどう感知する?
ちなみにかなり強い力で描いても線が極太になったりはしません……
つまり筆圧感知レベルの高さは「弱い筆圧」に対して効果的に働くということ…
画面に優しく触れるか触れないかくらいの弱い筆圧と、さらにもっと弱い「フッと息を吹きかけるくらいの超微弱な筆圧」の違いさえも判別する、
それが筆圧感知という機能が目指す所なのかな?と思わされました。
最新高性能機種の8192段階を感知するペンなら、さらに表現の幅が広がるのでしょうか?
高性能なペンは筆圧弱目で描く人にオススメ
というわけで、高い筆圧感知レベルを備えたペンは比較的筆圧が弱目な人にオススメなんだと思います。
中でも「繊細なタッチの違いをも絵のクオリティに反映させたい!」という職人気質な人にはなくてはならないモノなのかもしれませんね^ ^
ペンの技術力はワコム(wacom)がピカイチ!
ワコムのペンが世界中のプロクリエーターから厚い信頼を得ているのは、こうゆう理由だったのですね…
ワコムは、特に線画の描き味を重視していて、
紙に描く感覚に限りなく近い自然な描き心地を追求し、長年技術の研鑽を重ねてきたのだとか……
(他メーカーから発売されているペンやタブレットも、その殆どがワコムの技術を使っているんだそうです…ワコムって凄い会社だったんですね)
そうゆうことなら超高額な価格設定にも納得いきます^ ^
(今まで、ただのボッタクリ企業だと思ってました、…すいません…)
(あと余談ですが、筆圧感知レベルに関するメーカーからの説明がなさ過ぎると思います、
なぜキチンと説明しないのだろう……??
多くの人が恩恵の少ない過剰スペックだと思ってしまっていると個人的に思います……8192段階なんか特に…
僕が分かってなかっただけでしょうか??)
という訳で今日は筆圧感知レベルの高さは、ちゃんと描き心地の良し悪しに反映される!ということが分かりました^ ^
新型surface penはとてもいい買い物でしたので、こちらの記事も読んでみてください→新型surface pen描き心地レビュー!旧型penと描き心地はどう変わった??
(ついでに「ペーパーライクフィルム」なるものも買ったので今度使い心地レビューします^ ^
レビューアップしました!→ペーパーライクフィルムは紙に鉛筆で描く感覚とは程遠いものだった!?描き心地レビュー....)
それではまた!
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