今日は、宇宙一可愛い生命体「ハムスター」を描きました。
ハムスターの可愛さは異常です…
そんな訳で今日は、いつも通り制作過程(メイキング)の紹介とデジタル絵の便利機能「レイヤー」について簡単に説明しますね。
では、まずはハムスターの制作過程から、一気にご覧ください
この講座が役に立つかも↓
描き心地についてはこちら→デジタルイラストやるならペイントソフトはクリスタで決まり!サイコ~の描き心地!

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目次
陰影と毛並みを描く
シルエットを捉える
まずはシルエット塗り潰し、
輪郭を整える
続いてシルエットの輪郭をちょっとフサフサさせます^ ^ ↓
毛並みを表現するのに僕がいつも使うのが、「水彩毛筆」というブラシです。
描画パターンはこんな感じ↓
筆ツールの水彩カテゴリーにあります↓
人物の髪の毛を描く時もよく使います。
陰影を描きこむ(グリザイユ画法)
では、陰影をつけていきます。光源は正面に設定しています。↓
続いて光が当たるところを描きます。↓
すでにハムスターっぽくなってきましたね、
どうですか?たったの3工程でこうなります。意外と簡単にできそうじゃないですか?
そして、こうやって色を塗る前に
まずはグレースケール(白黒)で陰影を描いていく描き方を「グリザイユ画法」といいます。
(詳しくはこちら↓
オススメの描き方「グリザイユ画法」によるイラスト制作過程!!
グリザイユ画法の影の描き方が解る!ドラゴンボールの孫悟空を描いてコツを掴もう!)
続いて光が殆ど当たらない面を描きます。↑
想像しても分からない時は資料を探してきて、面の構成を確かめて下さい、
これを繰り返すうちに、モノを立体的に描けるようになってきます。
分かりにくいですよね…また今度詳しく解説しますね、
(面で捉える考え方について詳しくはこちら↓
デッサン力倍増間違いなし!モノを面で捉えて立体的な絵を描く方法!
グリザイユ画法の基本!物体を面で捉えるための具体的な練習方法とは??ガ〇ダムを描けばいい??!)
徐々に細部を描きこんでいく
続いて、目を描きます。↓
ハイライトが入ってない瞳はちょっと怖いですね……^_^
ハイライトと簡単な映り込みを描きました。↑
鼻の穴や、ヒゲの毛穴、特に明るくなる部分など、細部を描いていきます。
取り敢えずは、これで陰影は描き終えました。
モノクロだけど、なかなか可愛いですよね?
次は着色です。
着色
全体にべた塗り
とりあえずハムスターの毛色(ベージュなど暖色系の色)を全体に塗ります。
グリザイユ画法では、塗りは適当なベタ塗りでもそれなりの見栄えになります。
着色はオーバーレイレイヤーを使って行います。
(参考記事↓
グリザイユ画法の色の塗り方!三つのコツで塗りを極めろ!
グリザイユ画法の着色のポイント!濁る・汚くなるを解決する方法とは??!)
模様を塗り分ける
ハムスターの模様を塗り分けます。
これはベタ塗りではないですが、適当に色(橙色とクリーム色)を置いては境界をボカして塗っていきます。
ブラシはさっきの水彩毛筆でもいいですし、なんでもいいです。
僕は水彩筆の「塗り&馴染ませ」をよく使います。
(クリスタのおススメブラシについてはこちらを参考に↓
厚塗りに最適!?クリスタのおススメデフォルトブラシ3選!!)
手や鼻など細部の塗り分け
鼻や手の赤みを塗ります↓
光が遮られてできる影を描きこむ
ここで、光源からの光が遮られて出来る「影」を描きます。
光が鼻頭や手に遮られて影ができますよね?
顎の下や手の下を暗くします。
この影を描きこむことでイラストがグッとリアルになるので積極的に描いていきましょう。
さらに細部の描きこみ
ヒゲを描きます。↓
ヒゲは人物でいうと、髪の毛みたいなものです、描き入れることによって可愛さが倍増しますので、
仕上げ
最後に向かって左上にもう一個光源を設定して、そこからの光が当たる様子を描きます。(地面にもその光がハムスターに遮られて出来る影を落とします。)
こんな感じで、光源を複数設定することで、さらにモノを立体的に見せることができます。
映画などを見ていると、光源が3つくらいあったり、意識的にドラマティックなシーンが作られているように感じます。
取り敢えずハムスターはこれで完成です。
次はデジタルイラストの便利機能「レイヤー」について紹介します。
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デジタル絵の便利機能(レイヤー)について
デジタルイラストというのは、複数の透明なシートに絵を描いて、それを重ね合わせて一枚の絵(イラスト)として表示しているんです。
その透明なシートの名前が「レイヤー」と言うんですね、
百聞は一見にしかずなので、下図を見たほうが分かりやすいです、こんな風に絵が重なってます、↓
それぞれのレイヤーを個別に観るとこんな感じです。↓
ハムスター&ペン
服
手と腕
髪の毛
人物(ヌード状態)
背景
この6枚を重ねるとこうなる訳です↓
とか…
なんか面倒くさそ〜
と思いますか?
そんなことないんですよ、
このレイヤー機能は最高に便利なんです!
レイヤー機能があれば失敗が怖くない!
レイヤーの利便性を感じる例を一個紹介しますね、
まずは、背景のあるキャラクターイラストをアナログで描く時の事を思い出して見て下さい。
(背景は結構緻密な描き込みを要するモノとします。)例えばこんなん↓
皆さんなら、キャラクターから描きますか?それとも背景から描きますか?
僕は大抵キャラクターから描くんですが、
「よっしゃー、めちゃくちゃカッコいいキャラクター描けた!」と思える程のキャラクターが描けたとします。
その後、背景を描いていく訳なんですが…
なぜなら、せっかく描いたキャラクターが背景を描くことによって台無しになる可能性があるからです、
キャラクターは上手く描けたのに、背景を失敗したら、と思うと……
僕なら確実に発狂してしまうでしょう^ ^
それと、背景を描く時キャラクターに重ならないように避けて描かなければなりません。
それってめっちゃ描きにくいですよね?緻密な背景を描かなければならないのなら尚のこと….
何故なら、背景とキャラクターは、別の紙(レイヤー)に描いてあるからです。
- まずは、最高のキャラクターを描く、
- 続いて最高の背景を描く、
- そして、それらを合体させて最高の絵が完成する。
つまり、
最高の絵を完成させる事が出来る!
ということ。
キャラクターに重ならないように、やりにくさを感じながら背景を描くのは、どうにも自分の画力を制限しているようで昔から嫌だったんですよね、
そんな悩みをデジタルが消し去ってくれたんです。
僕は、デジタルは自分の画力を100%出させてくれるモノだと思っています。
加筆修正が手軽にできるから、思い付いたアイデアを全て試す事ができるからです。気に入らなければワンタッチで修正できます、
参考記事↓
デジタルイラストは画力を100%引き出してくれる夢の画材!絵の上達過程公開第3弾!
おまけ
最後に僕のClip Studio Paintの画面レイアウトを紹介しときますね。
こんな感じです、
最後まで読んで頂きありがとうございました、
それではまた!
メカを描く練習をせねば^ ^
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CLIP STUDIO PAINT PRO

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