初心者が絵を上手くなるには、まず何をしたらいいのー？
じゃあドラ◯モン描くねー！！
初心者が画力を向上させるにあたって、まず最初にやることとして僕がオススメするのは、やっぱり漫画の模写かな、と思います。
なぜなら、描くのも観るのも楽しいからです。
そんな楽しい漫画の模写ですが、どの漫画を選ぶか、において注意点がいくつかあります、
一緒に見ていきましょう。
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目次
今後に活かせるモノを選ぶ
まずは、
いきなり出鼻を挫くようで申し訳ないんですが、模写ってめっちゃ難しいです。
(参考記事→模写が下手だと悩む人が気づいていない、その4つの理由とは？ それが分かればまたやる気になれる！！頑張って！ )
なので上手く模写出来るようになるまでそれなりに時間がかかります…
基本的には、好きな漫画を模写すれば良いのですが、
どうせ時間をかけるなら、今後に活かせるような(上達しやすい)漫画を選んだ方がいいかと思います。
なぜなら、今後写実的に描くにしてもアニメタッチで描くにしてもリアルの勉強は必須だと考えているからです。
特にガチで上手くなりたい場合は、絶対リアルに描く練習をした方がいいです。(プロを目指す人)
(参考記事→長年絵が上達しなくて辛い？！今こそリアルタッチで描く時！リアル絵は学びの宝庫、必ず道が拓けるよ。)
模写に適した漫画を選ぶ基準(5ポイント)
とは言え、あまり難しいと嫌になってしまうので、
出来るだけ描きやすくて、デッサンもしっかりしているもの、というのが選ぶポイントになります。
具体的にはこの5つです。
＊描き込みは少ない方がいい
ぱっと見線の数が少なくてスッキリした絵柄がオススメです、短時間で描けるので
＊デフォルメは少な目がいい
極端にデフォルメされた絵柄はあまり良くないですね。
鼻の穴を上手に描ける作家さんは特にオススメです。
＊クセも弱い方がいいかな…
ジョ◯ョとかはクセ強め…上手だけど^_^
＊人体の構造を理解して描いてある
体のラインや関節の骨のでっぱりがリアルに描かれている
＊立体感が感じられる
手前に飛び出してきそうな躍動感・奥行き感がある
こんな所かな…
オススメの漫画3選
という訳で僕がオススメしているのは、次のお三方
- スラムダンク 井上雄彦さん
- デスノート 小畑健さん
- BLEACH 久保帯人さん
どれもめちゃくちゃ上手なのは言うまでもなく、人体構造や立体感がバッチリ意識されて描かれているので、学べることは盛り沢山です。その割に描き込みも少ないので、比較的短時間で模写できるんじゃないかと思います。
スラムダンク(人物画教本並み)
なぜなら、人物画の教本と言ってもいいくらい参考になる絵に溢れているからです。
漫画をパラパラとめくっていると模写するのに最適な絵が直ぐに見つかります、
全身の入ったカットが多いので、キャラクターの体やポーズを描くのが苦手という人にとっては、物凄く参考になると思います。
手足のラインや、関節の骨のでっぱりもリアルで、確かな人体構造に基づいて描かれています、
デスノート(上手すぎて逆に難しい？)
でも上手すぎて真似するのはちょっと難しいかもしれないですね、…ホント上手くて、そして美しい
BLEACH
ブリーチはリアルとデフォルメのバランスがとても良いと思ったので、以前はブリーチの絵柄を1番にオススメしていたのですが、
ブリーチの絵を模写しようと漫画をパラパラとめくっていると、なかなか模写するのに最適な絵が見つからなかったんですよね、
なぜなら、全身の入ったカットが少ないんです。
(絵の上手さは、ピカイチだと個人的に思うのですが…)
でも鼻の描き方が凄く参考になるんじゃないかと思います、特に煽りのアングルでの鼻の処理の仕方は数ある漫画の中でも1番上手い気がします。
描き込みが少なくて、形も綺麗です。
この3つの漫画を何度も練習して見なくても描けるようになったなら、もう人物画の基礎は終了したと言っても過言ではないかもしれません。
それに今後、どんなタッチで描くにしても応用が効きます。
リアルタッチでもアニメタッチでもどちらに転んでも大丈夫な基礎力が身に着くと思います。
(参考記事→【体の描き方】キャラ絵が劇的に上手くなる！どんなポーズも自在に描けるようになる方法！)
その後、幽遊白書、北斗の拳、バスタード、などに影響を受けて描いてきました。
その経験から言うと
当時スラムダンクの模写から始めていたなら、もっと上達が早かっただろうなぁ、と今となっては思います。
ドラゴンボールの絵は大好きなのですがデフォルメが強くて、リアルタッチへ進みたくなった場合に、あまり応用が効かなかったからです。
(参考記事→絵は独学でもこんなに上手くなる？！ド下手だった僕の10年間の上達過程公開！)
真似しない方がいい漫画
基本的には好きな漫画を模写するのがいいと思うのですが、やはり間違いの多い漫画を真似して描いていると変な癖がついちゃったりと悪影響があるのも事実です。
具体的な作品名は挙げませんが、避けた方がいい漫画の特徴としては、
- 目がでかすぎる
- 鼻の穴が描けない、描かないんじゃなくて描けない
- キャラの顔が殆どみんな同じ
- 腕や足が棒みたい
特に鼻の穴が描けない、あるいは描いてあってもブサイクになってるのは、顔の構造を立体的に把握できてないからだと思われます。
できれば避けてください。
とは言え、どんな絵でもサッと書き写せるだけの模写力が身についたなら、初めにオススメでない漫画を選んでしまったとしても、その後気になる絵柄をドンドン模写していけば、染み付いてしまった変な癖も次第に取れていきます。
出来るだけ遠回りせずに手っ取り早く上達したいという場合は、先に挙げた3つがオススメだというお話です。
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