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模写 絵の上達法/考え方

迷い線とアタリが重要!模写が出来ない原因は手の動かし方にあった??基本のペン捌きとは?

投稿日:2019年6月13日 更新日:

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↑読者様 I さんの模写作品

 

マエコ
こんにちわ、マエコです。

 

今日は模写が上手く出来ない原因について新たな発見があったので記事にします。

僕は今まで模写が出来ない原因は「モチーフをちゃんと観ずに勝手な思い込みや手癖で描いているからだ」と思い込んでいました。(決めつけていた)

ですが、どうやら模写する時の「手の動かし方(ペン捌き)」にもその大きな原因があったようなのです。

 

というのも、最近「模写が上手く出来ません」という相談を2人の読者様から受けました。
で、その2人にはある共通点があったのです。

これを知って僕は正直驚きました、
そ、そんな描き方では出来なくても無理ないぞ...」

 

という訳で今日はその2人が共通して犯していた間違いについて話します。

では、

 

………………………………………………………

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一発で正しい線を引こうとしていた?!迷い線を全く使ってない!?

 

2人に共通した「間違った描き方」というのはずばり、

 

迷い線を一切使わずに、一発で正しい線を引こうとしていた

 

ということです……

所謂一筆書きのような描き方です

これは試しに僕がドラゴンボールの悟空を一筆書きしたもの↑(実際は10筆くらい)

 

で、2人が模写した絵は、こうゆう感じですね↓

 

(*元絵は紛失してしまいました)

 

↑20代男性 I さん作

↑10代女性 S さん作

はじめ、これはいらない線を全部消した後の清書かと思っていたんですが、そうではなかったんです

 

 

また、2人の内1人の方(20代男性)は、最初の描き始めの線をどこに引いたらいいか分からず線を引くのが怖い、というような事を言ってました

 

線を引くのが怖い???

 

マエコ
もしかして一発で上手く描かなきゃいけないと思っているのかなぁ……

 

 

…いやぁ....、まさかなぁ…
長年、絵の勉強をしてきたと言っていたし…

 

と思いつつ、念のため問いただしたら

 

 

 

そうだというのです、

一発で正しい線を引こうとしていました」、と……

 

!???

 

 

……まあ、「独学あるある」というヤツなのかも知れないですね、
もっと早くに気づいていれば今頃もっと上達していたでしょうに…

 

 

とにかくその様なやり方ではモチーフの形を上手に描き写すことは難しいでしょう

マエコ
というか無理だと思います^_^

 

プロでも難しい(無理)でしょう…
なんせ一回で描かなきゃいけないんですから、
一回しかチャンスがないなんて考えられません、

 

一般的なやり方としては、
いきなり清書するんじゃなく、まずはラフな線で大まかにザックリと描いてみるのが普通だと思います。

 

一般的な絵の描き方とは?

 

いきなり清書するんじゃなくてまずは大まかに描く

まずはラフで短い線を沢山引いてモチーフの形を描くというより「かたどる」感じです

 

こんな感じ↓

 

サササッ、シャシャシャッ、スッスッスッと短い線を繋げて(重ねて)モチーフの形を成していきます

マエコ
これに関しては今度動画を撮るつもりです、少々お待ちを、

 

で、この短いラフな線を一般に「迷い線」って言います

 

 

モチーフをよく観て「この辺りかな?こんな形かな?」と思う所に迷い線を描いていきます。

清書ではないので、筆圧弱めで薄く描いていった方がいいと思います。

でも、別に失敗を恐れることはありません、とりあえず手当たり次第に描いたらいいです、
見えるままに、感じるままに
後でいらない線は消すので大丈夫です。

 

で、描いてる最中に「これはちょっと違うな、この線は明らかに元絵とズレてるな」と感じる線があれば、それはその都度消したらいいです、

 

【迷い線の消し方】絵が迷い線だらけになってしまう、を解決する方法!

 

 

大体の全体像が出来てくる、これがアタリ

で、描き進めていくとモチーフの大体のシルエット(全体像)が徐々に出来上がってきます。

この大体のシルエットのことを一般に「アタリ」って言います。
(上の写真↑はどちらかというと下書きですかね、アタリよりももう一歩進んだ状態)

 

一般的にはアタリというと以下のようなテイストのものです↓

元絵↓

 

アタリには、キャンパスのどこら辺に描くか、あらかじめ位置を決めておくといった役割もあります、絵の構図を考えるってことですね。

 

 

こうやってまずは「薄い迷い線」で「アタリ」を描いて、今度はその「アタリ」を基準に細部を描き進めていくのが一般的なやり方かと思います。

 

迷い線とアタリを使いこなそう

こうやって迷い線を使ってちょっとづつモチーフのシルエット(アタリ)を形成していけば、「元絵と似ても似つかない絵になってしまった?!」なんてことにはそうそうならないはずです、

迷い線を使って正しい線の位置を探っていくようにちょっとづつ描き進めていきましょう

(注:モチーフをよく観ることも大切です、注意深く観察しながら描き進めて下さい)

 

模写・デッサンが上手い人と下手な人との違いとは?

 

迷い線を使うことで難なく描けるようになった実例

実際、はじめに紹介した模写が出来なかった2人は「迷い線を使うことで模写が凄くやりやすくなった」と言っていました。

内1人(20代男性)は、1ヶ月もたたないうちに模写だったら楽勝で出来るようになりました。

 

彼の模写作品ビフォー&アフター

 

ビフォー

 

アフター

マエコ
完ぺきです、素晴らしい、短期間でよくぞここまで…

 

で、彼にちょっとインタビューしてみました

  • 模写がなぜ出来なかったのか?
  • なぜ出来るようになったか?
  • 描く時の意識はどう変わったか?
  • 今回僕とメッセージのやりとりをして1番役に立ったことは?

それに対する彼の実際の声↓(クリックすると拡大します)

 

要約すると

  • 迷い線を消さずに残したまま描き進めることで、それを基準に「正しい線をそれより低い所に描くべきか高い所に描くべきか、また右か左か」を考えることができるようになったので、元絵とのズレを容易に見つけることが出来、非常にやりやすくなった、
  • また、はじめにちゃんとアタリをとることで、絵がキャンパスからはみ出すことがなくなった(←すごく初歩的なこと)
  • 元絵とのズレや間違いに気づきやすくなったことで修正にかかる手間・時間が大幅に短縮された、
  • また、これにより絵の練習に対して「辛い」と感じることもだいぶなくなったとも言ってました、
マエコ
よかったですね。めでたしめでたし^_^

 

 

模写をやる際の具体的な注意点や手順については、こちらの記事にもまとめてあります↓

模写のやり方一から解説!初心者はまず観察眼を鍛えよう!コツは全体を観ること!

 

実際、彼にはこの記事を元に練習して貰いました。

 

(ちなみに模写が楽勝で出来るようになった彼は今、オリジナルの絵を描けるようになるべくやさしい人物画を使って人体構造を勉強中です。また上達過程など記事にしたいと思います)

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→【体の描き方】キャラ絵が劇的に上手くなる!どんなポーズも自在に描けるようになる方法!

 

もう1人(10代女性)の方は連絡がつかなくなってしまいました

模写が出来るようになったらまた絵を見せて欲しいとメールしたのですが…
普段メールはあまりしないと言ってたので、気づいてないのかもしれません、

返事があったらまた彼女の絵も掲載したいと思います。

 

連絡してくれました!

この記事を書いた翌日に彼女が連絡をくれました。そこには練習中の模写の絵が添付されていました。↓

まだ未完ではありますが、これはとてもよく出来ています。
なぜなら全体像(シルエット)をほぼ完壁に捉えることができているからです。

全体像を正しく捉えることができているなら、細かい部分の描き込みは単なる時間の問題です、途中でめんどくさくなって投げ出したりしなければ上手な模写作品が出来上がります。(強いて言うなら、頭部をもう少し小さく描いてやればいいかもしれません。微妙なところですが。)

 

ともかくほんの数日前までの彼女の模写作品↓と比べると、目覚ましい進歩と言えます。

 

線ではなくシルエットで捉える方法もある

彼女は線ではなくてシルエットで全体像を捉える方法の方がやりやすい様です。

その方法はこの記事にまとめています→模写・デッサンする時は、思い込みを捨てよう!見えるままに描けば、絵は飛躍的に上達する![模写実践編]

 

マエコ
あと余談ですが、彼女は彼でした。
男性だったのです。失礼しました
メールの文面が可愛らしかったのでてっきり…

 

 

絵が上手い人が実際に描いてる姿をみてみよう

独学で絵を描いていく場合、もしかすると「手の動かし方(ペン捌き)」ってゆうのは実際見てみないと永久に分からないままかもしれないですね……

シャシャッ、スッスッと迷い線を重ねてモチーフの形を徐々に形成していくという描き方…

これは絵の描き方の基本と言っていいと思います

多くの人がこうやって描いてると思います、
(一部の熟練者は長〜いストロークで迷いのない綺麗な線を一発で引く技術を持ってたりしますが、それは難しいので今は気にしなくていいです^_^)

 

この描き方は、僕も子供の頃絵を描き始めてかなり早い段階で実際に見た覚えがあります、
小学校に入学する頃には既に知ってたと思います

誰が描いているところだったか覚えてないんですが…

クラスメートだったかな…

スッスッ、
シャッシャッ、
シャカシャカッ

 

手慣れたその手付きがなんかカッコいいと思って
見よう見まねでやるようになった所、描きやすかったからその後もその描き方で描くようになり、今もそのままです…^_^
なので長いストロークで綺麗な線を引くことは出来ません、

 

もしかしたらこの体験がなかったら僕も絵の描き方が分からないままだったかもしれません…

なので「模写が出来ない」という人に関わらず、絵を始めてまだ間もないという初心者の方は、一度上手い人が描いてる姿を生で見てみたほうがいいかもしれませんね…

書籍からは学べない貴重なことが学べる可能性は高いです

ただ、なかなか身近にいないんですけどね…絵が上手い人……

 

動画はとても勉強になる

今ならYouTubeを利用すれば見ることが出来るかもしれないので探してみてください

僕も今後動画を作っていこうとは思ってるんですが、なかなか思うようにことが運ばなくて….
一応絵を描いてる時の画面キャプチャはしてるんですが……
未編集の動画ファイルが溜まっていく一方で…)

 

最後に(よく観ることも忘れずに)

上手に模写をやるには手の動かし方も重要であることが分かったんだけれども、それと同じくらい「モチーフを注意深くよく観ること」もやはり大切です、

それについて詳しくはこちらにまとめています↓
模写は描く練習じゃない観る練習!!極めれば3つのスキルが覚醒するよ^_^

 

というわけで、今日は絵を描くための基本、「迷い線とアタリを使いこなそう」というお話でした。

ではまた^_^

………………………………………………………

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