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描き方実践/解説 模写 絵の上達法/考え方

模写のやり方一から解説!初心者はまず観察眼を鍛えよう!コツは全体を観ること!

投稿日:2018年3月4日 更新日:

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絵・イラストを上手に描くための練習としては、やっぱり模写が第一です。その模写のやり方(手順)を一から解説します。

 

と言う訳で今日は大人気漫画「スラムダンク」の仙道さんを描いて見ましょう。

デジ子
わーい、モテモテ仙道さん

マエコ
皆様、仙道さんをご存知ですか?

 

コレが仙道さんです。↓

かなりのイケメンです!

そして、コレが僕が模写させて頂いた仙道さんです

コレの作画工程を見てもらいながら、大事なポイントを解説していきますね。

 

はじめに言っておくと、上手に模写するコツはとにかくよく観る事です、

よく観ないでおもむろに描き始めてしまうと結局は描き直す羽目になってしまうので…

 

(参考記事→模写は描く練習じゃない観る練習!!極めれば3つのスキルが覚醒するよ^_^)

 

すぐにキャラクターの顔を描きたくなる気持ちは分かりますが、そこはちょっと我慢してまずは全体を観察してみましょう。

 

………………………………………………………

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【模写のコツ】まず大まかな図形として捉える

模写を効率よくやるコツは、まずは描こうとするものの大まかな形(図形)を把握することです。

今回はこんな感じ↓

仙道さんのシルエットは綺麗な菱形をしていますね

細かい所に囚われず全体をぼんやりと見るとシルエットを掴みやすいと思います。

これをまず最初にやることで、「完成した絵が元絵と似ても似つかないモノになってしまった…」なんて事態を防げますし、上達の速さも全然違ってくるので、是非意識してやってみて下さいね^_^

 

では、この形を頭の片隅にインプットしたら、実際に描いていきましょう。

 

アタリをとる

まずは大まかにモチーフ(仙道さん)のシルエットを描いて見ましょう、

さっきの図形(菱形)を意識しながら、ザックリとでいいので描いてみます。

マエコ

ここで注意するべきポイントは、シルエットの1番出っ張ってる部分(頭、ボール、腰、足先)の位置ですかね。その位置を出来るだけ間違わないようにしてください。

 

間違いがないか元絵と見比べる

描けたら、元絵と比べてみましょう、

どうでしょうか?どこかおかしな点はありますか?

(見比べる時は、スマホを横向きにすると見比べ易いですよ、)

特にシルエットの頂点(頭、ボール、腰、つま先)の位置をよく観てみましょう。

 

 

おかしな所ありますよね?

大きく間違っているのは、足先と膝の位置

両方とももっと左下、ボールの下辺りにこないとダメですね。

あとは、微妙な所ですが肩の位置がちょっと低いですね。頭もちょっと低いかな…

 

こんな感じで、

模写は、元絵との違いにその都度気付くことが大切です。気付かずに先に進んでしまうと、そのしっぺ返しを必ず食らうことになります…

一つの間違いが他の間違いを呼び、連鎖してどんどん変になっていきますから…

 

特に始めの段階で、この全体のシルエット(アタリ)を出来るだけ正確に合わせておくのはかなり大事なポイントです。

コレをやっておく事で描き直しの手間を大きく減らす事が出来ます。

 

(アタリの重要性については以下の記事に詳しくまとめてあります→迷い線とアタリが重要!模写が出来ない原因は手の動かし方にあった??基本のペン捌きとは?)

 

【完成度20%】位置関係を確かめる

膝と足先の位置を修正して、徐々に描き進めていきましょう。

ここでは、何をどこに描けばいいのかをよく観て確かめます。

つまり、頭や腰、膝、手など各パーツの位置(高さ)距離(幅)を見ていきます。

 

高さを観る

いきなり綺麗な線で描こうとせずに、迷い線を沢山使ってザックリと描き込んでいきます。

(*迷い線を使うことは別に悪いことではないですよ、むしろ使わないと模写はできないと思います。→迷い線とアタリが重要!模写が出来ない原因は手の動かし方にあった??基本のペン捌きとは?

・ボールの位置は頭と腰の中間あたりの高さです。

・膝の高さと手の高さは同じくらいなので手をもうちょっとだけ左下に描いた方が良さそうです。

こういった目で見て得られた情報を描き込んでみて、その都度元絵と見比べておかしな所はないかチェックしていきます。

 

 

続いて、距離、幅をみます。

距離(幅)を観る

・膝の幅は肩幅よりちょっと狭いくらい、

・腰の幅と腰からボールまでの距離は同じくらい

・ボールから頭と膝までの距離も同じくらいetc…

あらゆる幅、距離をチェックします。

マエコ
くどいようですが、よく観る事が大切です。何回でも見てください

 

細かい部分を図形に置き換える

そして、はじめに全体の形を図形として捉えた様にここでもまた同じことをやって見ましょう。今度は細かい部分を図形としてとらえます。

(キャラクター以外の空白部分も観るべき箇所です。目に見えるモノは全て見ましょう、)

大体合ってますがボールを持ってる腕の傾き(角度)がおかしいですね。

 

こうやってモチーフの形を図形に置き換えることで、傾きなどの微かな違いにも気付きやすくなります。

図形で捉える時のコツは、細かい部分を凝視するんじゃなくて、全体をボンヤリと眺める感じです。そうしていると線で囲まれている部分や余白部分がなんとなくカタマリ(図形)として見えて来ませんか?

 

 

 

デジ子
…うーん…
マエコ
なんか言いたそうだね?デジ子くん、
デジ子
さっきから聞いてると、マエコは上手いから描けるだけじゃないの?って思うんだけど…
マエコ
むむ、!

 

確かに「模写が出来る人が模写してるんだから、出来て当たり前でしょ?」と言いたくなるのはごもっともなのですが、模写が出来る立場だからこそ皆さんに言っておきたいことがあるんです。

それは、

はじめの全体のシルエット(菱形)を合わせることが出来ていれば、模写は初心者でもそれほど苦労せずに出来る、

ということ。

 

全体の形が合っていれば、細かい部分もそれ程間違ったりしないものです。

慣れていなくてもトントン拍子に描き進めていけるはずです。

それがこの記事で是非とも伝えたいことの一つなんです。

 

今は分からなくても、いずれ分かってもらえると思います……

デジ子
ふ〜ん…

 

【完成度40%】細部の描き込み

全体のシルエットと各パーツの位置関係を正確に把握できたでしょうか?

この形(シルエット)とパーツの位置関係を間違えたまま描き進めてしまうと、もうどこを直していいか分からない絵が出来上がってしまうので、入念にチェックしときましょう。

大丈夫そうなら、さらに細かい所を描き込んでいきます。

細かい部分を描く

シャツの襟や肩紐、ズボンの裾や靴下、服のシワなどを描き込んでいきます。

(青×の部分肩の位置が低い事に気付いて、線を重ねて上方に盛り上げようとしています。)

 

では、ここでもまた図形を導入して見比べてみましょう。

大体合ってますが、やはりまだ肩の位置が低いです。下半身が全体的に右に寄っちゃってますね。あと、顔も少し大きいですね?

分かりますでしょうか?

デジ子
………わかんない……
マエコ
段々と描いてる本人しか分かんなくなってきましたね、

 

でもまあ、それはもう気にしなくていいです。(文章ではどうしても分かりにくいこともありますので)

 

とりあえずこの記事で伝えたいのは、

模写は間違い探し

ってことなんですよね。

 

淡々と間違いを見抜いて直していく地道な作業なんです、

 

オリジナリティを発揮して魅力的な絵を描く、という本来の描く楽しさとは、程遠いモノなんです。

なので模写ってあんまり面白いものじゃないんですよね^_^

 

【完成度50%】完璧に描き写さなくてもOK??

 

だいぶん出来上がってきました。

元絵と比べて細かい違いはありますが、この絵を単独でみた場合、特に不自然な点はないと思います。

人物の体が上手に描けてますよね、

 

模写は完璧に描き写す必要はない、8割でOK。

模写ってそれくらいでいいんです。

元絵を参考に上手な絵を描く、

それが出来ていれば何も100%そっくりに描き写す必要はないです。

なぜなら100%描き写したところで、それ程得られるモノは多くないんですよね。実際、模写はめちゃくちゃ上手いのにオリジナルの絵はからっきし駄目って方いらっしゃいますからね…

 
→知らないと損?!漫然と模写しても絵が上手くならない訳とは?
 

では、さらに細かい部分を描き込んでいきましょう。

筋肉の筋とか骨の出っ張りとか、服のしわを描いていきましょう。

この時余裕があれば、優しい人物画などを参考に人体の構造をちょっとでも勉強できたらベターです。

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筋肉のスジや骨のでっぱりの正体を確かめることで、キャラクターを描く力はメキメキ上がっていきますよ^_^

 

(やさしい人物画の使い方についてはコチラを参考に→【体の描き方】キャラ絵が劇的に上手くなる!どんなポーズも自在に描けるようになる方法!

 

【完成度60%〜90%】陰をつけたり最終仕上げ

 

ここまできたら、もう後は大した問題はないです。

後は顔描いて、陰影をつけていけば完成します。

顔の描き方と陰影の付け方はまた別の記事で解説します。

 

では、残りを一気に見ていきましょう

 

模写の精度(そっくり度)は8〜9割くらいですね。

あ!ボールがちょっとデカイですね、盲点でした…

マエコ
まあ、ボールなんてただの丸なんでどうでもいいです、
デジ子
……

 

90%以降……やるか否かは目的次第

これは未知の領域です、僕はただの一度も100%描き写したことがありません、やろうと思ったことも有りません…。

スーパーリアリズムというジャンルを目指さないのであれば、やらなくていいと思います。

 

まとめ : 模写は目で測ること

いかがでしたでしょうか?こんな感じでそこそこ上手に描き写すことができます。
(参考までに、所要時間は1時間程です。)

途中何度か言いましたが、模写って絵を描くっていうより、なんか目測?…なんですよね、

 

ザ・目測 です。^_^

 

まずは大きさや、距離、幅を目分量で測って、それを描いてみる。
そして描いた絵を元絵と見比べて間違いを見つけて直していく、ってゆう地道な作業なんです、

そこにオリジナリティを発揮する余地はないし、
「上手いこと描いてやる!」ってゆう意気込み情熱さえも必要ないかもしれません…
淡々とやるべきことをこなす冷静さが必要なんです、

マエコ
だからあんまり面白くないんです…

 

でも模写は観る力(観察眼)をバッチリ鍛えてくれます。
観る力というのは、さっき言ってたモチーフを目で測る力です。
これは、今後オリジナルの絵を描く時に絶大な威力を発揮してくれます。

それについてはこちらで詳しく書いています↓

徹底解説!オリジナルの絵を描く時に模写力が必要になる理由とは?!

 

自分の感性を刺激するものを目にした時、湧いてきたインスピレーションを素早くキャンパスに描き出さなくてはなりません、
この時に「うーん、上手く描けない〜」とモタついていると、
せっかく湧いたインスピレーションが薄れてしまいますからね、

 

この時に見たものを素早く目測し、正確に描き出す力(模写力)が必要になってくるんですね。

マエコ
そんな訳なので、頑張って模写やっていきましょうね。

 

(こちらも合わせてどうぞ→模写・デッサンのコツは、思い込みを捨てること!見えるままに描けば、絵は飛躍的に上達する!

同じく模写のやり方に関する記事ですが、こちらは線ではなくシルエットでモチーフを捉えるやり方になります。)

 

ではまた^_^

 

 

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