絵の上達には苦難が伴います。そんな悩める人の為のサイト。 挫けず描き続けるための考え方や描き方を紹介していきます^_^

マエコのデジタル工房

絵の上達法(描き方)

絵の上達の第一歩。初心者は、まず模写をやって観る力を鍛えよう(実践編)

更新日:

模写の実践編ということで、今回は大人気漫画「スラムダンク」の仙道さんを描いて見ましょう。

デジ子
わーい、モテモテ仙道さん

マエコ
皆様、仙道さんをご存知ですか?

 

コレが仙道さんです。↓

かなりのイケメンです!

そして、コレが僕が模写させて頂いた仙道さんです

コレの作画工程を見てもらいながら、大事なポイントを解説していきますね。

 

はじめに言っておくと、上手に模写するにはとにかくよく観る事が大切です、

よく観ないでおもむろに描き始めてしまうと結局は描き直す羽目になってしまうので…

 

すぐにキャラクターの顔を描きたくなる気持ちは分かりますが、そこはちょっと我慢してまずは全体を観察してみましょう。

 

図形として捉える

模写を効率よくやるには、まずは描こうとするものの大まかな形(図形)を把握することが大切です。

今回はこんな感じ↓

細かい所に囚われず全体をぼんやりと見るとシルエットを掴みやすいと思います。

これをまず最初にやることで、「完成した絵が元絵と似ても似つかないモノになってしまった…」なんて事態を防げますし、上達の速さも全然違ってくるので、是非意識してやってみて下さいね^_^

 

では、この形を頭の片隅にインプットしたら、実際に描いていきましょう。

 

アタリをとる

まずは大まかに形を描いて見ましょう、

さっき見た図形(菱形)を意識しながら、ザックリとでいいので描いてみます。

マエコ

シルエットの1番出っ張ってる部分(頭、ボール、腰、足先)の位置を出来るだけ間違わないように注意してください。

 

描けたら、元絵と比べてみましょう、

どうでしょうか?どこかおかしな点はありますか?

 

 

よく観てみましょう。

おかしな所ありますよね?

大きく間違っている点は、足先と膝の位置。

両方とももっと左下、ボールの下辺りにこないとダメですね。あとは、肩の位置がちょっと低いですね。頭もちょっと低いかな…

 

こんな感じで、

模写は、間違いにその都度気付くことが大事です。気付かずに先に進んでしまうと、そのしっぺ返しを必ず食らうことになりますので、…

 

特に始めの段階で、この全体のシルエット(アタリ)を出来るだけ正確に合わせておくのはかなり大事なポイントです。

コレをやっておく事で描き直しの手間を大きく減らす事が出来ます。

 

完成度20%(位置関係を確かめる)

膝と足先の位置を修正して、徐々に描き進めていきましょう。

ここでは、何をどこに描けばいいのかをよく観て確かめます。

つまり、頭や腰、膝、手など各パーツの位置(高さ)や距離(幅)を見ていきます。

いきなり綺麗な線で描こうとせずに、ここでも大体のアタリをとるつもりで、ザックリと描き込んでいきます。

・ボールの位置は頭と腰の中間あたりの高さです。

・膝の高さと手の高さは同じくらいなので手をもうちょっとだけ左下に描いた方が良さそうです。

こういった目で見て得られた情報を描き込んでみて、その都度元絵と見比べておかしな所はないかチェックしていきます。

 

続いて、距離、幅をみます。

・膝の幅は肩幅よりちょっと狭いくらい、

・腰の幅と腰からボールまでの距離は同じくらい

・ボールから頭と膝までの距離も同じくらいetc…

あらゆる幅、距離をチェックします。

マエコ
くどいようですが、よく観る事が大切です。何回でも見てください

 

そして、はじめに全体の形を図形として捉えた様にここでもまた同じことをやって見ましょう。今度は細かい部分を図形としてとらえます。

(キャラクター以外の空白部分も観るべき箇所です。目に見えるモノは全て見ましょう、)

大体合ってますがボールを持ってる腕の傾きがおかしいですね。

 

デジ子
…うーん…
マエコ
なんか言いたそうだね?デジ子くん、
デジ子
さっきから聞いてると、マエコは上手いから描けるだけじゃないの?って思うんだけど…
マエコ
むむ、!

 

確かに「描き慣れているから描ける」というのは否定できない部分なのですが、描き慣れているからこそ言えることがあります。

それは、

はじめの全体のシルエット(菱形)を合わせることが出来ていれば、初心者でもそれほど苦労せずに描けるはず、

ということ。

 

全体の形が合っていれば、細かい部分もそれ程間違ったりしないものなんです。

描き慣れていなくてもトントン拍子に描き進めていけるはずです。

 

今は分からなくても、いずれ分かってもらえると思います……

デジ子
ふ〜ん…

 

完成度40%

全体のシルエットと各パーツの位置関係を正確に把握できたでしょうか?

この形(シルエット)とパーツの位置関係を間違えたまま描き進めてしまうと、もうどこを直していいか分からない絵が出来上がってしまうので、入念にチェックしときましょう。

大丈夫そうなら、さらに細かい所を描き込んでいきます。シャツの襟や肩紐、ズボンの裾や靴下、服のシワなどを描き込んでいきます。

青×の部分、肩に線を重ねて上方に盛り上げようとしています。

マエコ
肩の位置が低いことに、ここで気付いたようです

 

 

そして、ここでもまた図形を導入して見比べてみましょう。

大体合ってますが、やはりまだ肩の位置が低いです。下半身が全体的に右に寄っちゃってますね。あと、顔も少し大きいですね?

分かりますでしょうか?

 

模写って間違い探しなんですよね。淡々と間違いを見抜いて直していく地味な作業なんです、

オリジナリティを発揮して魅力的な絵を描く、という本来の描く楽しさとは、程遠いモノなんです。

マエコ
ぶっちゃけ面白くないです!
デジ子
模写嫌いなんだね、マエコ…

 

完成度50%

 

だいぶん出来上がってきました。

元絵と比べて細かい違いはありますが、この絵を単独でみた場合、特に不自然な点はないと思います。

人物の体が上手に描けてますよね、

 

模写ってそれくらいでいいんです。

元絵を参考に上手な絵を描く、

それが出来ていれば何も100%そっくりに描き写す必要はないと思います。

 

100%描き写しても、それ程得られるモノは多くないと思います。実際、模写はめちゃくちゃ上手いのにオリジナルの絵はからっきしって方いらっしゃいますからね…

 

では、さらに細かい部分を描き込んでいきましょう。

筋肉の筋とか骨の出っ張りとか、服のしわを描いていきましょう。

この時余裕があれば、優しい人物画などを参考に人体の構造をちょっとでも勉強できたらベターです。

筋肉のスジや骨のでっぱりの正体を確かめることで、キャラクターを描く力はメキメキ上がっていきますよ^_^

 

完成度60%〜90%

 

ここまできたら、もう後は大した問題はないです。

後は顔描いて、陰影をつけていけば完成します。

顔の描き方と陰影の付け方はまた別の所で解説しますので、残りを一気に見ていきましょう

 

あ!ボールがちょっとデカイですね、盲点でした…

マエコ
まあ、ボールなんてただの丸なんでどうでもいいです、
デジ子
……

 

90%以降

これは未知の領域です、僕はただの一度も100%描き写したことがありません、やろうと思ったことも有りません…。

スーパーリアリズムというジャンルを目指さないのであれば、やらなくていいと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?こんな感じでそこそこ上手に描き写すことができます。
(参考までに、所要時間は1時間程です。)

途中何度か言いましたが、模写って絵を描くっていうより、なんか目測?…なんですよね、

 

ザ・目測 です。^_^

 

まずは大きさや、距離、幅を目分量で測って、それを描いてみる。
そして描いた絵を元絵と見比べて間違いを見つけて直していく、ってゆう地道な作業なんです、

そこにオリジナリティを発揮する余地はないし、
「上手いこと描いてやる!」ってゆう意気込みや情熱さえも必要ないかもしれません…
淡々とやるべきことをこなす冷静さが必要なんです、

マエコ
だからあんまり面白くないんです…

 

でも模写は観る力をバッチリ鍛えてくれます。
観る力というのは、さっき言ってたモチーフを目で測る力です。
これは、今後オリジナルの絵を描く時に絶大な威力を発揮してくれます。

それについてはこちらで詳しく書いています↓

徹底解説!オリジナルの絵を描く時に模写力が必要になる理由とは?!

 

自分の感性を刺激するものを目にした時、湧いてきたインスピレーションを素早くキャンパスに描き出さなくてはなりません、
この時に「うーん、上手く描けない〜」とモタついていると、
せっかく湧いたインスピレーションが薄れてしまいますからね、

 

この時に見たものを素早く目測し、正確に描き出す力、つまり模写力が必要になってくるんですね。

マエコ
そんな訳なので、頑張って模写やっていきましょうね。

 

 

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